(published: Apr. 16, 2001)
「あっ、警部、お待ちしていました」
「貴方がこの美術館の館長ですね」
「ええ、早速ですが、これをご覧下さい」
明日午前3時、 貴美術館の「マークアップについて」をマークアップさせていただきます。
アルセーヌ・マークアップ
「こっ、これは怪盗アルセーヌ・マークアップからの犯行予告じゃないか!」
「ええ、狙った文書は必ずマークアップするあのアルセーヌ・マークアップです。 一体私はどうすれば…」
「大丈夫、私が必ず捕らえて見せますから。 ところで、その『マークアップについて』とは一体…?」
「はい、こちらです」
マークアップについて 予め用意された文書を、 内容に応じて形式的にマークアップしてゆくと、 自然と正しいHTML文書となっていきます。 これがマークアップの原理です。
「なるほど、確かにこれは見事な文書だ。 でも一体どうやってマークアップするのやら…」
「そんなに難しいことではありません、警部」
「おお、巡査部長、君も来てくれたか」
「ええ、重大な事件ですから。
まず文書全体の内容を短い文章に要約し、
それをtitle
要素として書き出します」
<title>マークアップについて(マークアップの原理)</title> マークアップについて 予め用意された文書を、 内容に応じて形式的にマークアップしてゆくと、 自然と正しいHTML文書となっていきます。 これがマークアップの原理です。
「次に文書本体のマークアップです。
先に大見出しの部分をh1
タグで明示します」
<title>マークアップについて(マークアップの原理)</title> <h1>マークアップについて</h1> 予め用意された文書を、 内容に応じて形式的にマークアップしてゆくと、 自然と正しいHTML文書となっていきます。 これがマークアップの原理です。
「そして本文の形式段落をp
タグで明示します」
<title>マークアップについて(マークアップの原理)</title> <h1>マークアップについて</h1> <p> 予め用意された文書を、 内容に応じて形式的にマークアップしてゆくと、 自然と正しいHTML文書となっていきます。 </p> <p> これがマークアップの原理です。 </p>
「これでマークアップ完了です。 HTML 4.01 Strictの仕様を満たす文書が出来あがりました。」
「本当に簡単にマークアップできるものなんですね」
「さすが巡査部長、何とも分かりやすい説明だ」
「ヒゴフゲゴ!ホギフハ、ハグヘゲグハガフハガフハ!!」
「うわっ!身包みはがされた上に縄で雁字搦めに!!」
「じゅっ、巡査部長!大丈夫か!!」
「巡査部長!?ということはさっきの人は…」
「その通り、私がアルセーヌ・マークアップだ! 予告通り当館の『マークアップについて』 マークアップさせて頂いた!さらば!!」
「まっ、待て!…しまった、見失った!!」
「アルセーヌ・マークアップ…何と恐ろしい…!」
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