ごく普通のHTML文書

さーて今日は文字コードがシフトJISだから、 歩いて仕事へ行こう。


おっと、こんなところに水平線が。 彼の名はごく普通のHTML文書。 ご覧の通り、HTML4.01 Strict準拠のごく平凡なHTML文書である。 だが、彼には誰も知らない秘密があった。 そう、彼こそは正義の味方、XHTMLマンなのだ! 「あっ!高層ビルが火事だわ!!」 「見ろ!逃げ遅れた人がいるぞ!!」 「こんなときにXHTMLマンがいてくれたら…」 ごく普通のHTML文書

ごく普通のHTML文書

うーむ、ここはXHTMLマンの出番の様だな…。


しかしどうやって変身したものか…。 「よし、僕がXHTMLマンを呼んでみるよ。あれを見ろ!」 「あっ何だ何だ?」 ピカーン 「あっ空を見ろ!」 「PDF文書だ!」 「Excelの表データだ!」 「ZIPアーカイブだ!」 「いや、あれはXHTMLマンだ!!」 XHTMLマン

正義の味方XHTMLマン

私の名前はXHTMLマン!


私が来たからにはもう安心だ!!

それでは、XHTMLマンの変身プロセスをもう一度見てみよう。 1. 要素の名前を小文字にする XHTMLでは、全ての要素タイプは小文字で定義されている。 従って、大文字で書かれた要素の名前は小文字に変える必要があるのだ! 変身前 HTML文書でもXHTMLマンでも使えるタイトル 変身後 HTML文書でもXHTMLマンでも使えるタイトル 2. 終了タグを必ず書く HTMLの仕様では、一部の要素タイプで終了タグの省略が認められていた。 しかし、XHTMLでは終了タグを必ず書く必要があるのだ! 変身前

HTML文書とXHTMLマンに共通する段落 変身後

HTML文書とXHTMLマンに共通する段落

3. 空要素も終了タグを書く 内容がいつも空の空要素。HTMLでは常に終了タグを省略していたが、 XHTMLでは空要素も終了タグが必須なのだ! 更に、タグの省略システムを使った簡略版を使うことも出来るのだ! 変身前
変身後A
変身後B(推奨)
4.HTML要素に属性を追加する XML文書には、名前空間という、文書がどの仕様を満たすのかを判別する仕組みが存在する。 XMLの仕様に従うXHTMLにも勿論名前空間が存在する!それを指定するのが xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml" だ!これをhtml開始タグの属性として追加するのだ。 更に、言語指定もXMLの仕様に基づき、xml:lang属性で行う必要があるのだ! 変身前 変身後 5. DOCTYPE宣言とXML宣言 XHTMLにも勿論仕様書であるDTDが存在する。その所在を示すのがDOCTYPE宣言だ! 更に、XMLの命ともいうべきXML宣言も存在する! XML宣言で文字コードも明示するのだ! 変身前 変身後 そしてXHTMLマンの活躍により、高層ビルの火事は消し止められ、 逃げ遅れた人々も無事救助されたのだった。 「ありがとう、何てお礼を言ったら良いのか…」 XHTMLマン

正義の味方XHTMLマン

いえ、礼には及びません。 当然のことをしたまでですから。


それではさらば!とうっ!!

今日もXHTMLマンに救われた。ありがとう、XHTMLマン! 次回予告 あのXHTMLマンが更なるパワーアップを果たす! XHTML1.1準拠のスーパーパワーで凶悪犯罪や天変地異に立ち向かう!