(初出: 2005年9月15日)
「う〜アヴァロンの鍵アヴァロンの鍵」 今 アヴァロンの鍵を求めて全力疾走をしている僕は 魔王様の復活を目指すごく一般的な悪魔 強いて違うところをあげるとすれば オーバーキルに興味があるってとこかナ―― 名前は爪のセトラ そんな訳で祠から5マスのところにある 黄色のワープゾーンにやって来たのだ ふと見ると祠の側の青マスで 一人の若い悪魔が破壊の業火を唱えていた ウホッ!いい悪魔… そう思っていると突然その悪魔は 僕の見ている目の前で ボルカノに威圧のオーラを付けて キラーレディーをオーバーキルしたのだ…! 「(青焼きオーバーキル)やらないか」
「便利なポケット!」
「便利なポケット!」
さわやかな便利なポケットの詠唱が、昼なお暗い図書館にこだまする。
ルカ様の入れ替え範囲内に集う騎士たちが、今日も覇王のような無垢な笑顔で、背の高いワープマスをくぐり抜けていく。
汚れを知らない心身を包むのは、灰白色の墓場の暗盾。
戦闘支援モンスターは入れすぎないように、2色4マス移動の色は偏らないように、素早く戦闘一番を取るのがここでのたしなみ。
もちろん、バルキリークララにトリックスターを付けて名刀の刃紋で叩き斬られるなどといった、はしたない騎士など存在していようはずもない。
「そんなに見つめられると…私、白焼きできなくなっちゃう…」