「鍵聖戦」カードレビュー

(初出: 2005年9月22日)


この文書について


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W版黄属性

W1 天使長クリオラ…7点
「消滅攻撃+先制」は色支援しか無い相手には無敵だが、トリックスターや封じ込めなど天敵は多い。手札と戦闘支援カードの調達の手間を考えると、祠横待ちかインフィニティーで飛ぶかしなければ消滅攻撃を狙えないのが現状(アンモロドンや断罪の矢では重すぎる)。それでも極端に育ちきったディナセーバーやチャイレンを落としたりすることもある為、その戦闘力は侮れない。
デッキや捨て山も対象になる精霊族強化は密かに強力で、2回も戦えば十分過ぎるほどのパラメータになる。防衛で使った場合、魔法や移動値1アタッカーなどの「重い」カードをハンドコストとして流せるため、移動事故抑制としても使うことが出来る。セラフィー・ルカやウォーテウムなどの天使軍団をメインに使うなら必須といえるかも知れない。
W2 審判の石像…6点
乱入直後なら攻撃値24(現世配置で36)のアタッカー、入城直前なら耐久24(現世配置で36)のブロッカーとして使える。しかし入城直前で鍵を落としたときには攻撃値が上がらないため、鍵を奪う目的では全く使えなくなってしまう。序盤の火力に乏しい育成デッキや配置デッキなら、序盤のアタッカーとして投入する余地はある。
メインというべき祠移動は「配置中」能力なので、侵略戦闘で使っても効果が発動。祠待ち対策になる上、白焼き系デッキや冥界デッキの作戦を狂わせる(祠が白以外になったり、冥界援護の射程が狂うことが多いため)効果もある。しかし一回で祠に着けないと殆ど退避路の無い一本道に祠がずっと居座り続けるため、逆に泥試合を誘発させることがある。泥試合防止にも泥試合誘発にも使えるという不思議なカードではある。
W3 冥魔ポロン…5点
冥槍クロノと合わせれば「先制+避け無効」(=事実上の色支援無効)となる。トリックスターという天敵は増えるが、白焼き型の育成デッキではカメピノ祠待ち対策として役立ってくれる場合がある。それでも仕込みの手間を考えると、ユラナスデッキ以外ではなかなか入る機会が無いのが現状。
一応プラテウムの下支えとして使うことは可能だが、プラテウム自身は支援が使えないため裏をかけず、どちらかというとネタコンボになりそう。
W4 翼のエトワール…7点
最大3回、6マス分のテレポートは実は非常に大きなアドバンテージ。手札次第ではゴースト1枚で祠に着くことが可能になる。事前にオウリーンやライフルーツなどで仕込みを行っておけば、ほぼ毎回3回テレポートを発動させることができる。黄玉文明との相性も良好。
欠点は自身の耐久値の低さ。祠が一周した際に残っていると、耐久値11が祟ってくる。
W5 剣のローレンス…8点
一部で人気の「やらないかデッキ」のキーカード。一度オーバーキルを行えば攻守に優れた能力を発揮。「手下効果」は爆発できなかったときの保険として役立つが、「手下」はばっさり削ってオーバーキル一辺倒にした方が潔い。
対戦相手から見ると、どれだけパラメータが上がるのか咄嗟に判断できないので、非常に嫌らしい相手。オーバーキルメインのデッキならサブアタッカー兼ブロッカーとして活躍できる。移動値1という欠点を補う為、メイパラ報復デッキの破壊枚数稼ぎ要員兼サブブロッカーとして投入するのも一つの手。
W6 黄玉文明…6点
別名「ちんこ文明」。エルフの秘宝やオウリーンなどで飛びまわることで、パラメータを効率良く育てることが出来る。いうまでもなくテレポート要素の少ないデッキでは単に戦闘モーションの格好良いサブアタッカーになる。
黄玉文明に限らず異形軍団全てにいえるが、効果発動時のINFO表示が非常に長い。遅さが気になるなら翼のエトワールや幸福のラッパなどの開幕テレポートとセットで。
W7 ポヨロール…8点
白焼き系のデッキと相性が良い。白マス配置で業火をピンポイントでサーチ出来、業火が出たあとに来てもモンスターサーチとして無駄なく使える。それ以外のデッキでもハンドコスト無しで身軽に手札入れ替えが出来るので、使い勝手は良い。
自然消滅時のテレポートは同時に何体消えても1回分しか発生しないので注意。一応コアラ先生などで撒いた分も、消えればテレポートの足しになる。

W版青属性

W8 イビルポセイドン…4点
自力育成が可能なクワガドス。しかし育成には手札入れ替え要員を大量投入する必要があり、配置狩りやタイムコストがライバルになる。
速効性ではクワガドスやグラディウスに、持続性ではディナセーバーに劣り、持ち札破壊能力についても、そもそも戦闘しなくても良いケルピーというライバルが存在。ポストネプチューンに最も近い存在かも知れない。
W9 雷雷…6点
捨て山のカードをデッキに移す能力は、古代の歩兵による育成と相性が良い。というかINFO表示で時間を取られ捲くるため、高速移動型のバランスデッキよりも育成や色焼きなどを駆使するコンボデッキの方が居心地の良い場所となるだろう。
戦闘要員として考えるならシンプルな能力で身軽に動けるガルダの方が安定しそうだが、攻撃値と耐久値を同時に大きく上げることが出来るため、防衛側の先制に強いというメリットがある。Rでありながら2色移動が出来る点も密かにポイント。
W10 風風…6点
雷雷とほぼ同じ。こちらは捨て山を増やすため、アンデッドソードを育てたり、古代の歩兵の育成対象を増やしたりといった使い方が有効。
「コアラ先生で祠に風風を配置→スカルシップで風風を手札に追加」というコンボで、常に耐久アップを実現させることが出来る。捨て山枚数は減ってしまうが、安定度は高い。
W11 拳のクリストフ…6点
別名「マッチョザガ」またの名を「平行移動男」。一度勝ってしまえば次のターンは3枚多くカードを使うことができる。手札を大量に残して祠に着くことも十分可能。
欠点は「戦闘勝利時」というハードルの高さとプレイスピードの低下。チェイサー時にうっかり能力を発動させてしまうと、INFO表示のために戦闘1番を逃す可能性が非常に高い。
W12 冥斧ヴァル…10点
手札さえあれば全てが色支援に化けるため、攻守に優れた能力を発揮する。自身が戦っても良いし、ピノやナーガ、ファントムゼリーなどとも相性が良い。
NEXT札に落ちてしまった色支援だけは手札に追加できないので、それだけ注意。有効利用するならジグラやシーウエポンなどのエンドドロー系のカードとセットで。
W13 蒼玉文明…4点
複製ギミックを多数持つ異形報復型のデッキと相性が良い。しかし通常の高速移動型デッキには手札破壊ギミックがあまり入らないため、他の異形軍団に比べると扱いが難しい。
カワワッパなどの能力で複数枚まとめて破壊した場合、1枚破壊するごとにINFO表示が発生するため、非常にプレイ速度が遅くなる。もっとも元からプレイング速度の遅い異形報復型では、それほど問題になる欠点ではないかも知れない。
W14 テルテルオ…5点
通常ランダムであるマップアイテムの出現テーブルを操作できる能力は密かに強力。これで鍵を奪えば、ドローアイテムを伝って進むことで、手札に支援を残したまま祠に着ける可能性が高くなる。
移動値やパラメータなどでユキ・ダルマンと被るが、防衛向けの支援が5〜6枚程度のデッキなら、ユキ・ダルマンよりもテルテルオの方が支援を残しやすいかも知れない。もっとも冥斧ヴァルや伝説の海賊旗などの存在によりユキ・ダルマンの価値が相対的に上がっている点には注意。

W版赤属性

W15 仙竜…10点
竜族モンスターの中でもそつのない能力で、非常に使い勝手が良い。侵略時攻撃値20、防衛時耐久値20は普通に強力。移動値3も優秀。基本値は低いが、パンダ師範に即死や避けを決められにくいメリットの方が大きい。
4色配置によるパラメータ増加は、基本の能力とは重複しない(30/20又は20/30になったりしない)ので注意。反射対策として能力を発動させ「ない」ことも時には大事。
W16 草薙の燕…3点
バルキリー燕よりも効果の発動条件がゆるく、守りにもに使える点は悪くない。しかし移動値1のアタッカー(orブロッカー)として見た場合、実質パラメータ26/30を普通に耐えきられる(or突破される)ことも多く、総合的な決定力ではバルキリー燕の方が上。黒の称号を付けて確率即死2連発などの注目すべきコンボは多いが、ハンドコストで流されてバルキリー雀の能力ブースト要員として使われることが多くなりそう。
育成上限があるが、カメポポンや審判の石像のような「上限を越えると能力消滅」ではなく、もとから上限を越えて育てることが出来ないという仕様になっている。その意味では育成しやすいモンスターではある。複製の技法でインフィニティーやライフルーツと入れ替え、というネタも一応存在する。
W17 隼丸…8点
別名「レッドタカ」。2マス移動または1体配置を「ただ」で行える点は優秀。「ザガイータ」的な使い方も出来る上、破壊数増加やイビルポセイドン育成にも役立つが、タイムコストと行動スピード低下には要注意。
支援の効果は先制や魔鏡をしばしば止めてくれるが、「複製」の関係上手札に持っていることがばれやすい。反射無効の支援効果「だけ」を期待するなら、熱帯魚の唇や威圧のオーラなどを使った方が良い場合もある。
W18 冥剣ユラナス…7点
ご存知「名犬ユラナス」。くせの強い新SR達の中で、非常に分かりやすい強さを持っており、比較的少ない仕込みでカリバーホーンを越える破壊力を叩き出せる上、冥界軍団の援護能力を「ただ」で受けられる。更に移動値も3あり、聖騎士の紋章とも相性が良い。しかし効果範囲が狭く、寿命が2ターンと短い為、持続性に乏しいのが難点。
ホルダー時に冥界援護をフルに仕込むことが出来れば無敵の布陣を作り上げることが出来るが、チェイサー時の祠待ちで使うと強すぎてホルダーが寄って来ず、2ターン消滅待ちを狙われてしまう。進路を封鎖して泥試合を演出できる技量を持ったプレイヤーなら常に安定した破壊力を叩き出せるが、そうでない場合は祠横待ちでしか鍵を奪えない「寒い」カードになってしまう。文字通り「名犬」になるか単なる犬になるかはプレイヤー次第。
W19 瞳のアルベール…4点
実質上支援を2枚使えるモンスター。「護符術+亡者の盾」や「道化師の呪い+黒の称号」などの特徴的なコンボを決めることで、戦闘を有利に運ぶことが出来る。連続防衛もこなす可能性が高い。
「瞳効果」の対象が白支援に限るため、白焼きには滅法弱い。乱入直後に白支援を焼かれると完全に「お荷物」となる。メインで使うなら白焼き対策は必須。ファントムゼリーの捨て山無限ループデッキのサブアタッカー兼ブロッカーとして使うのも一つの手。
W20 朱玉文明…7点
キラーレディーやスケールイータといった、高速移動型デッキでよく投入されるモンスターを育成に転用できる。その意味では異形軍団の中で最も使いやすいモンスターといえるかも知れない。
とはいうもののINFO表示で戦闘一番を逃しやすくなる、といった問題もしばしば発生する。自身の育成効果もメインで使うにはやや心細いので、現世の歩兵なども併用したい。
W21 パンダ師範…6点
1枚で避けも即死も狙える点は便利ではあるが、避け無効及び即死無効で完封されてしまう。一応裏をかいてトリックスター、という戦法もあるが、手札の色でばれるため、実際に決めるのは難しい。剣のローレンスや風風といった、戦闘時能力でパラメータの上がるモンスターに対して無力な点もマイナス要素。
「ガーディアン配置+ピノで侵略+支援パンダ師範」で、基本耐久値17以上のモンスターを即死させる、というコンボは一応存在する。というかCPUコッペリアは本当にこのコンボを狙ってくることがあるので要注意。

W版緑属性

W22 覇王の剣…5点
発動条件の特殊さゆえ、コアラ先生やキングオクトバなどで大量配置しても意外とパラメータが上がらない。移動値が3あり、あまり重くないので、蟻デッキや天使デッキの隠し味として使う手もある。
支援を使った場合は避け無効能力は発動しないが、トリックスターの反射は発動してしまうので注意。メインで使いたいなら反射無効は必須。
W23 ディナセーバー…7点
分かりにくいルールだが、要は6マス移動を繰り返すことでパラメータを60まで上げることができる。シーワームや現世の歩兵などの育成を組み合わせれば毎ターン40以上の高パラメータを叩き出せる為、持続力の面でクワガドスやイビルポセイドンを凌駕する。
戦闘が膠着状態になると、手札にディナセーバーが何枚も集まって思わぬ事故が発生することがある。天使長クリオラや冥斧ヴァルなどを入れることで多少は事故を緩和することが可能。マップ切り替えによる能力不発や審判の石像などにも要注意。
W24 冥弓アルテナ…5点
フレーバーテキストを見ると「即死能力付加」を期待させるが、実際に付くのは即死無効。パラメータの補正の高さと、対象距離4マスということで「ばれにくい」のがメリットだが、普通のデッキに入れてもなかなか機能してくれないのが現状。
魔導神デッキや麓デッキの様に、高パラメータで押して行くタイプのデッキなら、一枚入れておくと役立つことがある(カメポポンorピノ+パンダ師範などに強くなる)が、手札枚数の兼ね合いから実際にこのコンボを決めるのは難しい。
W25 冥槍クロノ…8点
別名「フィフティニー製造機」。冥界軍団の援護要員では最も汎用性が高く、使い勝手が良い。というかフィフティニーがお役御免となる程の勢い。しかし手札枚数と配置との兼ね合いもあってそう毎回都合よく援護を付けられないのも現状。
クロノに限らずポロンやアルテナにもいえるが、この援護効果は戦闘時発動能力として扱われる。従ってジラ3兄弟などの能力発動に引っかかったり、封じ込めで効果が不発になったりする。但し名刀の刃紋や魔鏡などの「名刀型支援」は相変わらず有効。
W26 爪のセトラ…7点
無条件移動能力の付加は劇的な効果ではないが、移動値が4あり、パラメータも平均以上と非常に安定した使い心地を誇る。無条件移動が出来る残り回数が表示されないのが惜しまれる。
セトラの能力による無条件移動はサボーの育成効果の対象にはならない。サボー対策として投入する手も一応ある。
W27 緑玉文明…6点
配置型デッキと相性が良いが、シータンクやユキ・ダルマンなどの汎用性の高いカードも育成対象になる為、意外と無駄にならない。欠点は現世の歩兵と役割が被ってしまうこと。
実は緑玉文明自身を配置したときも育成効果が発動する。但しコアラ先生や冥主の城などで「撒いた」場合は発動しない。
W28 カク象…2点
配置モンスターの除去とモンスター育成を同時に育成できる点は確かに便利ではあるが、効果が周りの状況に依存する為安定はしない。キングオクトバやコアラ先生でモンスターをばら撒いての自作自演も可能ではあるが、それをやるぐらいならはじめからチャイレンやメルトダウンなどで配置数シナジーを活かした方が早い。
使い方次第では今時のデッキで苦手になりがちな開幕配置越えをアシストしてくれるが、持続性の面や配置モンスターを消さ「ない」という面でKPの方が安定する。総合的には移動が遅い上に消せる範囲も狭く育成効果も無いカミーラよりはまし、という程度。

W版マップ上魔法

W29 幸福のラッパ…9点
開幕1マステレポートは一見地味だが、他プレイヤーの行動前に発動するため使い勝手は非常に良い。対人戦でしばしば問題になる開幕配置越えも強化され、ゴーストやライフルーツも無駄なく使えるようになる。
配置越えをチャロやエイイアンに頼りがちな珍獣デッキとは相性が良いが、チャイレンやポヨロールの効果を相殺したり、増殖させたチャイリンを全滅させてしまったりする。使いどころの良く似ている玉文明の聖地と比べて、相性の良い方を選ぶのが有効。
W30 伝説の海賊旗…8点
能力的には異形の力と似たものがある。マップ上魔法も引く可能性がある分有効な支援を引きにくくなっているが、効果発動のタイミングが戦闘開始時なので、異形の力よりも身軽に使えるメリットがある。運悪く引かされた異界の扉や挑戦状に助けられることも。
効果発動タイミングはスカルマンより後で冥斧ヴァルより先。カード中の主役であるスカルマンと微妙に相性が悪いのが惜しまれる。冥斧ヴァルなら海賊旗で引いた「はずれ」カードを色支援と交換できるのだが。
W31 海王の王冠…7点
開幕手札入れ替えは手札事故の軽減として役立ってくれる。但し前のターンで何枚捨てても交換できるのは1枚だけなので、手札白だらけになってしまった時には焼け石に水となることも。
幸福のラッパなどの開幕テレポートと違い、他プレイヤーが行動を開始してから効果が発動するので注意。イビルポセイドンの育成要員として投入するのも一つの手。
W32 玉文明の聖地…10点
通過移動は鬼ブルや天女の羽衣よりもはるかに身軽に配置越えができる。色バランスの整ったデッキなら、即戦力として役立ってくれる。育成効果は気休め程度だが、祠横待ち状態からホルダーを何度も往復してパラメータ強化、という使い方も出来る。
「マーメイドで流す」「スケールイータのハンドコストとして使う」といった自然な行動で効果を発動できるのもメリット。移動アドバンテージでは幸福のラッパの方がやや上だが、総合的な能力ではやはり玉文明が優秀。
W33 不死鳥天舞…4点
別名「ザガ天舞」。スーパーレアらしく豪快な手札アドバンテージを得られるが、発動条件が厳しく(次のターンに効果を持ち越せず、複製カードでは発動しない)、デッキが空だと不発に終わり(マーメイドの様にデッキをリセット出来ない)、更に5秒のタイムコストも存在、と非常に使い勝手が悪い。有効に使うには単にモンスターカードを3積みするだけでなく、手札入れ替え要員やタイムコストの負担の大きさを考えながらデッキを構築する必要がある。
鬼神や天使長クリオラなど、手札枚数を増やすことが重要なモンスターと相性が良いが、やはりデッキ枚数やタイムコストの管理といった問題が残る。それでも使うなら敢えて3積みして手札を回し捲くることを目指していきたい。
W34 冥主の城…6点
コアラ先生のデッキ版、というべきカード。マップ上魔法ということで自由度は低いが、その分配置範囲が4マスと広くなっている。
配置距離によって援護効果を与える冥界軍団と相性が良い。というか冥界軍団デッキ以外では正直重すぎるカード。一応デッキからキーカードをサーチしたり、デッキの順序を予見したりといった使い方も出来るが、単にユキ・ダルマンやサボーなどを撒くのが目的なら、コアラ先生で事足りるということも頭に入れよう。

W版戦闘支援カード

W35 魔王の鼓動…6点
勝てば強化、負ければ弱体化、とある意味分かりやすい性能。ファントムゼリーやマーメイドなどとセットで使えば弱点を補える。似たような性質を持つ「進化の時」と比べ、侵略時にも役立つ点はメリット。
6%の確率反射を持つが、基本的には当てにしない様に。「6%反射に賭けて神風特攻」という展開が多いなら、別の支援を選んだ方が良いかも知れない。
W36 風雷の舞…7点
1枚で即死と避けを同時に実現できる為、汎用性には優れているが、参照する数値がデッキと捨て山の枚数ということで効果は安定しない。一応マーメイドやムチュゴロウをセットで使うことで、即死や避けの確率を100%にすることは可能。
このカードの真価はトリックスターの「裏支援」となることにある。特にCPUローザは素でトリックスターとの2択を仕掛けてくるので注意。
W37 トリックスター…8点
即死モンスターとセットで使うことで真価を発揮。以前のバージョンでも即死モンスターで即死無効を誘発させて威圧のオーラや道化師の呪いで叩く、という戦法があったが、こちらは攻耐+5という微妙なパラメータ補正である為、先制や確率避けにもそれなりに耐性がある。防衛時にも相手の避け無効を牽制できるメリットもある。
というか即死デッキ以外では相手の避け無効や即死無効を「読んで」使う必要がある為、思った程の効果は得られない。単に反射効果のある支援が欲しいならば光の盾や魔鏡の方が安定するかも知れない。
W38 熱帯魚の唇…8点
反射無効を与える支援だが、戦闘支援カード(含むモンスター)を「選んで」手札に追加するという特異な能力を持つ。インフィニティー+熱帯魚の唇で配置狩りをし、次の戦闘に備える、というのが有効な使い方がの一つ。
問題は自身のパラメータ補正の低さ。攻耐+5を突破されて移動用の支援モンスター補給、という展開が多くなるかも知れない。カード選択時間も10秒とやや短めなので、予め次に引張るカードを決め打ちしておくのが有効。
W39 キマイラの宝石…5点
侵略時と防衛時とで効果が変わるため、攻守に使える。ディナセーバーやクワガドスなどの入ったデッキなら侵略時は攻撃強化並、防衛時はフィールドアーマ並の大幅強化が望める。
自身のデッキや周りの環境によって有用性が大きく変化する。自身は全くパラメータが増えず、かすめ取った対戦相手だけが得をする場合もある。
W40 口寄せの儀式…7点
ガルダやリンリンなど、攻守に使えるモンスターがメインアタッカーならば1枚入れておくと役立つ。逆に麓ルカデッキの様に戦闘時発動能力を持つモンスターが無かったり、鬼神デッキの様にあってもベリーレア以上というデッキでは全く役に立たない。ある程度アタッカーを絞って効果を安定させるのが定石。
レアリティがレア以下ならレジェンドも対象になる為、チャイレンやバルキリー雀を口寄せすることが可能。特にチャイレン口寄せは分かっていても対応できないことが多く、非常に有効な戦法の一つ。

レジェンド

Leg01 セクシーベル…9点
セクシーさではレザースーツ着用のプリティに劣るが、重アタッカーをピンポイントでサーチできる能力は非常に役立つ。自身の移動値も高く、パラメータも平均以上と戦闘でも無駄なく使うことが出来る。
戦闘時発動持ちを2色コモンだけにしておけば、移動事故防止要員としても活躍できる。戦闘終了時及び戦闘勝利時発動持ちメインの麓ルカデッキでも役立つ可能性は十分にある。
Leg02 ミスブラッディー…4点
威圧のオーラや攻撃強化などを使うことで、大火力と高確率即死を同時に実現できる。しかし先制支援やトリックスターを付けても4割そこそこの確率即死にしかならない為、即死モンスターとして見た場合の能力は今一つ。
パラメータそのものは18/16と非常に優秀。複製の技法と組み合わせて冥剣ユラナスやゴクーゾを強化したり、バスタートルの「エサ」として使うのが最も有効な利用方法かも知れない。
Leg03 ウォーテウム…9点
手札にプリティベル2枚で攻撃値が52まで上昇。パラメータ上昇率が抜群なだけでなく、自身のパラメータが20/17と非常に高いため、支援との2択で対戦相手に大きなプレッシャーを与えられる。天使長クリオラとの相乗効果も狙える。
相性が良いのはやはり黄属性の天使軍団。パラメータが高い上、AIやモグタンとの2択/3択も非常に良く機能する。某冥王に仕えたくない人は是非投入したい。
Leg04 ウォーフォーク…7点
周りが「乙女4枚キラ2枚」という状況の為、なかなか人気の上がらないレジェンドカード。しかし先制モンスターとしては13/17と破格の高パラメータゆえ、メインアタッカーとしての素質は十分。封じ込め能力を活かすために白焼きと組み合わせる戦法も有効。移動値が白2なのも密かに役立つ。
メガジョーの「エサ」として使った場合、色支援のルールを覆す「青で先制」を実現できる。とはいえ先制能力を与える「エサ」としてはダゴナイトやバルキリークララ程強力ではない為、パラメータ強化は必須。ウォーフォークをメインにしてメガジョーは隠し味、ぐらいが丁度良いバランスかも知れない。
Leg05 鉄の竜…8点
攻守に使える安定度ではレッドアイズが勝っているが、2回攻撃の爆発力は他の追随を許さない。育成と支援の相乗効果を活かせば、ゲージを振り切るほどの耐久値も十分突破可能。
発動条件の竜族3体配置も、竜族モンスターで戦闘を行ったり、シードラコを配置したりなどで無理無く狙える。対戦相手としては2回攻撃が発動するかを咄嗟に判断しづらい為、攻めるのも守るのも非常に難しい。何気に移動値が白1なのもポイント。
Leg06 チャイレン…10点
ゴクーゾとアーミーアントとの中間的な能力だが、もともと珍獣族モンスターで配置数を増やせるものは非常に多いため、攻耐30ぐらいには軽く育つ。チャイリン+支援口寄せなども組み合わせることで、パラメータを連鎖的に増加させることも可能。
自身のパラメータも16/14と高く、珍獣デッキなら即戦力として活躍できる。移動値が2とやや重いのが欠点だが、他の珍獣族モンスターで十分カバーできるレベル。封じ込めとナイトキャットにだけ注意。
Leg07 バルキリー雀…6点
草薙の燕と逆の条件でパラメータが上昇。効果は地味だが育成上限が無い分、草薙の燕よりもむしろ強いかも知れない。
バルキリー燕又は草薙の燕を捨て山に送ることで、パラメータ増加量をブーストできるため、燕デッキのサブブロッカーとして活躍できる。しかし移動値が2とバルキリー燕よりも少ないのが難点。

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作者について

H-man and HOLY GRAIL published by Nishino Tatami