H-man AND NOWストーリーダイジェスト

( published: Feb. 13, 2003 / updated: Mar. 18, 2003 )

Hマン無き世界

屋根の上で何か開始の宣言をした男が、突然爆破された。その様子を市民は警察に通報するが、屋根の上の人を通行人と間違えた現行犯で、警官に射殺される。その結果市民は爆破されるが、不審に思った警官もまた爆破されるのだった。

そこに連続爆破の原因を突き止めた医者が現れた。Hマンの不在による不安感が原因であるという医者は、自分の正体がHマンであり、もう不安は起こらないと主張する。しかし他にHマンであるという主張する人々はその医者を爆破。残った人々は自らが真のHマンであることの証明の為に、殴り合いを始めるのだった。

殴り合いを続けるHマン候補達だったが、一人不安に泣き崩れる子供を見つけて戦闘を一時中断。本来なら子供は不安で爆破されなければならないのに生きていることに一人が気付いたが、実は子供の正体は悪者だった。身に付けていた子供なりきりセットを放り投げた悪者は、火炎放射器でHマン候補達を全員爆破させる。しかし、放り投げた子供なりきりセットは子供なりきりセット型重石となって悪者の頭上に落下、即死させる。

新製品の紹介

この子供なりきりセット型重石は、悪者退治用に開発された、なりきりセット製造会社の製品であった。しかし婦人団体はその危険性を訴え、製造中止に持ち込もうとする。

一方、そのなりきりセット製造会社では新製品である涙型爆弾の開発に成功していた。涙型爆弾は悪者を爆破するのに非常に有効であったが、不発に終わった例が確認され、婦人団体の怒りを更に買う結果となった。

引越し祝いの紹介

その頃、Hマンは引越し先に届いたお祝いの品の紹介を始めていた。その中の一つに旅行鳩があったが、ここで鳥類学者の抗議が入った。旅行鳩は既に絶滅していると主張する鳥類学者だったが、絶滅した年を1914年ではなく、1941年と間違えて言った為に、悪の軍団の戦闘員に爆破されるのだった。

その戦闘員は、Hマンの貰った旅行鳩も偽物であると予想、引越し先に殴り込んでくる。しかし、持っていた武器がショットガンではなく、ショッガンだった為に、モアに食べられてしまうのだった。

その様子を見た小学生は、自分の武器がショッガンでなく、ショットガンであることを改めて確認するが、そこにドードーが降ってきて、小学生は圧死する。その瞬間、排泄物を出してしまった為、彼は同じ小学生達から「排泄物君」とあだ名され、死後永久に辱めを受ける運命をたどることになってしまった。

生き残った小学生達は、教室に戻って授業を受ける。今日の授業は絶滅した動物についてだったが、開始と同時に日本狼が担任の頭を押し潰し、排泄物を出しながら死亡する。担任に「排泄物先生」とあだ名を付けつつ逃亡しようとする小学生達だが、そこに悪の軍団の戦闘員が現れ、ショックガンの試し撃ちといいつつ小学生達を全滅させる。しかし戦闘員の持っていたものもショッガンだった為、袋狼に潰され死亡する。

ショッヘガンを使いこなせ

その頃Hマンは、ショッヘガンで悪の軍団の戦闘員を爆破していた。このショッヘガンもなりきりセット製造会社の製品であり、他にもショッヤガンやショッルガン、更には日本海驢を射出して婦人団体を大量虐殺するショッヌガンなども同社によって製造されていた。 しかしショッヤガンによって首なしになった婦人団体が爆破される現象が発生。Hマンは調査のため出動する。

首無し婦人団体の脅威

官域県k鳥町では若者が婦人団体を殺人用ナイフで大量虐殺していたが、首無しになった婦人団体が突然爆破される。その結果k鳥は全滅し、炭鳥になってしまう。調査の為降り立った新たなる勇者、略して新者は、そこで「k鳥は全滅していナイことを主張する会」という婦人団体に遭遇するが、この婦人団体は不発に終わる。

一方Hマンと4チャンは、路上シンガーと出会うが、その路上シンガー達は、オカマ団体に次々と虐殺されていた。しかしオカマ団体は自分たちが正真正銘の女であることを証明するため海岸へ向かい、多くの犠牲を払いつつ婦人団体を全滅させ、更に安全性の高いミンチ型ダイナマイトを発明するのだった。ちなみに羞恥心のある者は即処刑するのがオカマ団体の掟である。

小波ミンチになる

その海岸では小波の波音が聞こえていたが、その小波は突然断末魔とともに消滅する。大波達は代用品となる土用波を呼び、ミンチとなった小波を超音波に修復させる。だが土用波登場の際にミンチになった大波の生死で論争が起こり、危険を感じた大波のミンチは、津波と荒波を抹殺しながら逃亡を開始。しかし地球が丸いと信じていた大波は、うっかり世界の果てから落下してしまう。

世界の果てには魔物の兄弟が住んでいたが、そこから逃げ出したい大波のミンチは魔物の弟の首を刎ねながら電子メールでHマンに助けを求め、更に路上シンガーを黒こげの炭に変えてゆく。

これを受け取ったHマンだが、一つ問題が発生した。「大波のミンチ」に対する敬称を「大波さんのミンチ」とするか、「大波のミンチさん」とするかで論争が発生したのだった。この問題は世界の果てに住む魔物一家の間でも話題になったが、結局分かったのは、「魔物一家は乳児を除いて全員排泄物君である」ということだけだった。

恐怖の殺人楽器

魔物達は、白いギターや赤いバイオリンで首を刎ねることが出来たが、その様子に興味を持った者がいた。悪の軍団の総帥、唐竹割海豚丸である。この「殺人楽器」の研究の為、 唐竹割は戦闘員に楽器を片端から買わせたが、その戦闘員もまた排泄物君だった。しかも緑色のバイオリンが黄色のバイオリンに変化してしまう。早速別の戦闘員が分析に行くが、途中で青いバイオリンになった為、(爆)マンに大砲で射殺される。その青いバイオリンは(爆)マンの目の前で白いバイオリンになり、更に臭いバイオリンに変わる。その原因をギャルゲー先生は、(爆)マンが奇人変人であるからと推測する。

その臭いバイオリンは、悪の軍団の戦闘員達を次々と排泄物君に変えていった。しかも排泄物君のうちの一人は排泄物の中で溶けはじめていた。その頃、市内の汲み取り式便所では、排泄物による市民の溶解でパニックが起きていた。その影響は悪の軍団の秘密基地だけでなく、地底人の住む地底にまで波及していったのだった。

Hマンとナウ

歩道にてナウが自己紹介を始める。しかし実は排泄物君だったナウは、ダメダさんにけり殺される。

世界の果てからの帰還

逃亡を続ける大波のミンチは、世界の果てで天体観測を行う天文学者を突き飛ばす。天文学者は、チーズで出来た月面に落下、即死するが、月子との達は天文学者の持ち物であった望遠鏡を拾い上げ、その母親に見せびらかす。その時月子の脚が突然伸びだし、真空まで飛び出した月子の体は破裂する。「嘘をつくと脚が伸びる」というのが母親の主張だったが、その主張自体が嘘だった為、母親の脚も伸びだし、爆死する。

そこに父親が現れ、木コリの経験を生かして脚を切ろうとするが、その父親も脚が伸びだし、爆死する。結局本業の脚コリによって脚は切りそろえられるのだった。しかし脚コリは肩こりを訴えたため、本業の肩コリに鉈で斬られ、その肩コリも首コリに丸鋸で切られる。そして彼らの住んでいる月も、月コリにチェンソーで斬られ、その残骸の一部は、立体顔文字を広めようとする路上シンガーの上に落ち、即死させるのだった。

津波を救え

佃苔港では、一組のアベックが夕日を眺めていたが、そこに突然津波が現れ、ベクを即死させる。辛くも助かったアッは、津波が大波の代理をやらされていることを知るが、そこに大波のミンチが現れる。追いつめられたと思った大波のミンチは上空へ逃げるが、後からやって来た土用波は、津波が既にミンチになっていたことを思い出し、津波を名乗る何かをミンチにする。

一方、上空へ逃げた大波のミンチは、チーズの破片に乗って彷徨うの達に捕らえられ、更にその実体がミンチなりきりセットを着た本物の大波であること知られてしまう。の達がどうやって正体を見抜いたかを、とある人物が解説してくれたが、その人物の首を、解説者コリが斧で真っ二つにする。しかしその人物が解説者ではなく、ゲーセンに現れる解説君だった為、解説者コリはHマンビームで溶かされてしまうのだった。

月コリの脅威

新たに大波を加えて上空を彷徨うの達だが、そこに月コリが現れる。この展開に対し、一人の抗議者が「非現実的で理不尽」と抗議する。その抗議を受けて、月を構成する素材は急遽、チーズから豆腐に改められる。しかし豆腐はチェンソーで切れない為、月コリ達の抗議者への不満が挙がり、地上へ抗議へ行くことが決まる。

地上へ降りた月コリ達は、金と名の付く人だけを斬る金コリと出会い、彼を加えて抗議者への抗議へ向かう。しかし、抗議者は縁の下が広すぎることを指摘、場所を岩山へと変えさせるのだった。

誹謗と中傷

専業主婦達が、最近人がミンチにならないことについて雑談していたが、二人は突然ミンチになる。それと同時に大波も本物のミンチになる。

清掃員を救え

その頃抗議者は、清掃員達にデスクごと運ばれていたが、雲海まで連れて行かれたことに抗議する。「雲の上を歩ける筈が無い」という抗議者に対し、本当に雲の上を歩くことは出来ないのかの検証が始まるが、一般市民に対してのアンケートで分かったことは、「蜘蛛の上を歩くと天罰を食らう」ということだけだった。

その頃抗議者は、デスクの最低速度200キロを守っていないという理由で警官に取り締まられていたが、その警官は200キロのデスクに潰される。そこに雲売りが、陸雲と空雲を売りに現れたる。Hマン所望の海雲は丁度売り切れだったが、清掃員の一人と入れ替わっていた天使の頭上に海雲が落下した為、事なきを得るのだった。

流行語大賞

「あなたが選ぶ今年の流行語大賞」が始まった。亜鉈の一声で「スパイが梅干しを食べた、スッパーイ」が大賞に決まりかけたが、本当の大賞は、「スパイが梅干しを食べた、スッパグェアーーーッ!」だった。

流行語を使いこなせ

流行語大賞を受賞した「スパイが梅干しを食べた、スッパグェアーーーッ!」の使い方についての説明が始まった。これに対しても抗議者は抗議を表明するが、その抗議者は亜鉈と遭遇する。亜鉈の一声で、「ボクあなグェアーーーッ!」が新たな断末魔の候補に挙がるが、街の意見は「結構イケている」「全く駄目」と真二つに分かれていた。

一方、海雲に潰された天使の代わりに抗議者のデスクを持ち上げていた獄卒の足からは、ウェーブが出ていた。そのウェーブは近くの観衆達を次々とミンチにしてゆくのだった。

新たなる抗議

ここまでのやり取りのあまりの馬鹿馬鹿しさに、抗議者は遂に匙を投げた。デスクを降りて帰ろうとする抗議者だが、そこに大傷や小傷などが現れ、デスクを巡って殺し合いを始めるのだった。


ナビゲーション


この文書について

H-man AND NOW
作:Nishino Tatami (ainosato@vc-net.ne.jp)